2026.11.07
AICO編集長
マーティン・ローズがバレンシアガのクリエイティブ・ディレクターに就任

マーティン・ローズがバレンシアガのクリエイティブ・ディレクターに就任

2026年11月7日、ケリング傘下の「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、ロンドンを拠点に活動するデザイナー、マーティン・ローズをクリエイティブ・ディレクターに任命した。ローズは自身の名を冠したブランド「マーティン・ローズ(MARTINE ROSE)」を通じて、イギリスのストリートカルチャーとテーラリングを独自の視点で結びつけたデザインで知られる。今回の就任は、バレンシアガにとって新たなクリエイティブ体制への移行を示すものとなる。

イギリスのストリート文化を背景に持つデザイナー

マーティン・ローズは、ロンドンのストリートカルチャーとサブカルチャーを背景に、独自のテーラリング技術とシルエット操作を展開してきた。ドロップショルダー、オーバーサイズのプロポーション、90年代のユースカルチャーへの言及など、ストリートウェアの文脈でありながらも構築的なアプローチを持つ点が特徴だ。また、ナイキやノースフェイスといったスポーツブランドとのコラボレーションも展開し、ファッションとストリートの境界を曖昧にする活動を続けてきた。

バレンシアガの新たなフェーズ

バレンシアガは、2015年から2024年まではデムナ・ヴァザリアがクリエイティブ・ディレクターを務め、オーバーサイズシルエット、ロゴの大胆な使用、ストリートウェアとラグジュアリーの融合といった方向性を打ち出してきた。マーティン・ローズの就任により、ブランドはストリートカルチャーへの視点を維持しつつも、新たなデザイン言語とアプローチを導入する可能性がある。ローズがバレンシアガのアーカイブとコードをどのように解釈し、自身のデザイン哲学と接続させるかが注目される。

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